この記事は、「2020/12/13」に更新されました。

こんにちは!
合言葉は「Let’s share fun&Useful‼」こと、
RiNneko(リンネコ)です!
本記事は、
「車のサスペンション」
について下記のような悩みを
お持ちの方へ向けて書いてみました!

最近、友達から
車のサスペンションを変えたから、
見てみてよという連絡が来たんだ。
それで、実際に乗せてもらったんだけど、
乗り心地が全然違っていて、
見た目もなんだか
かっこよくなっていたんだ。
それ以来、自分の車の
サスペンションも変えてみたい!
と思うようにはなったんだけど、
そもそもサスペンションが
どんなもので、
変えるとどうなるのかが
よく分からないから、
結局何もしてないんだ…(;´д`)
★具体的な悩み⇩
①車のサスペンションって
どこに付いているどんな部品なの?
②サスペンションの役割や仕組みは?
③サスペンションを
交換すると何が変わるの?
交換に掛かる費用は?
★疑問・悩みへの回答
①サスペンションってどこに付いている、
どんな部品なの?
⇒サスペンションは、
タイヤの奥に付いています。
(タイヤが4つなら、
サスペンションも4つ付いています)
また、サスペンションは、
下記3つの部品が組み合わさって
出来ています。
・サスペンションアーム
・スプリング
・ショックアブソーバー
(ダンパー)
②サスペンションの役割や仕組みは?
⇒サスペンションには、
下記3つの役割があります。
・地面からの衝撃を
吸収して乗り心地を
向上させる
・安定走行のため
タイヤをできるだけ
地面に接地させる
・車高を整える
一般的には、ショックアブソーバーを
囲むようにスプリングが付いていて、
そのふたつをサスペンションアームが
固定している構造になっています。
地面の凸凹や物を踏んだ時の衝撃は、
まずタイヤに伝わり、
そこからスプリングとショックアブソーバーで
衝撃を吸収するため、車内の人には、
ほとんどが衝撃が伝わらない
仕組みとなっています。
③サスペンションを交換すると何が変わるの?
交換に掛かる費用は?
⇒変わるのは、下記の3つです。
・車高
・乗り心地
・走行性能(操作性)
また、交換には、サスペンション自体の
値段と工賃を合わせて、おおよそ
~20万円くらいと高額なため、
慎重に交換するかどうかを判断しましょう。
★本記事の内容
下記項目を解説します!
・サスペンションの取り付け位置や部品の構造
・サスペンションの役割や仕組み
・サスペンションを交換した時の
メリット・デメリットと交換に掛かる費用
★自己紹介
この記事は、車の開発をしている企業で働いている、
車について詳しい私が書いております。
車について詳しくない方でも理解しやすいように、
図や表を使って、出来る限り分かりやすく解説します!
仕事では、エンジン単体の性能評価や車を
テストコース走行などをしてますので、
ディープな内容などもお伝えできると思います(`・ω・´)b
目次(Contents)
【わかりやすく解説】車のサスペンションの仕組みや役割について!
■サスペンションの取り付け位置や部品の構造

■サスペンションの取り付け位置
おさらいになりますが、
サスペンションは、
タイヤの奥に付いています。
(図1の赤枠内)

この後に詳細は解説しますが、
イメージで言いますと、
タイヤとボディを繋いでいる部品になっています。
■サスペンションの構造
サスペンションは、
下記3つ※の部品が組み合わさって出来ています(図2)
サスペンションの種類によっては、
部品点数が増えることもありますが、
基本的に使用される部品は変わりません。
※
図2の「ナックルやハブ」もサスペンションの
一部に見えそうですが、一般的に、
サスペンションと別で扱われることが多いため、
本サイトでも別として扱っております。
・サスペンションアーム
・スプリング
・ショックアブソーバー
(ダンパー)

ちなみに、
よく変えられる部品は、
・スプリング
・ショックアブソーバー
です!
理由は、
・変えやすい※部品
・変えた時の効果が大きい
からです。
※
その他の部品は、
交換すると車検に通らなくなることが多いです
(構造変更という特殊な手続きをすれば
通せる可能性はあります)
皆さんがサスペンションを変えるときも、
上記2つを変えることになると思いますので、
この後の役割や仕組みについて
しっかりと理解しておきましょう!
■サスペンションの役割や仕組み

■サスペンションの役割
サスペンションには、
下記3つの役割があります。
・地面からの衝撃を
吸収して乗り心地を
向上させる
・安定走行のため
タイヤをできるだけ
地面に接地させる
・車高を整える
■サスペンションの仕組み
■地面からの衝撃吸収
地面からの衝撃は、
スプリングを伸縮させることで吸収され、
さらにショックアブソーバーでスプリングの
伸縮を素早く安定させることによって、緩和されています。
また、地面から衝撃を小さくすることで、
車の上下方向の動きが小さくなり、
タイヤと地面の接地性も向上します。
■車高の調整(スプリング変更)
図3のように、スプリングの長さを変更すれば、
車高を変えることができます。
ただし、ひとつ注意して頂きたいことがありまして、
それは、
スプリングのバネレート
(スプリングの縮みやすさ)を
交換する前の物と同じにする
ということです。
理由は、スプリングレートを変えると、
スプリングの縮む量が変わり、
車高が変わるためです(図4,5)。
もし、スプリングレートを大きくしたいという時は、
さらに短いスプリングを使用する必要がありますので、
慎重な検討が必要です。



■車高の調整(ショックアブソーバーの車高調を使用)
こちらは、車高を調整できる機能が付いた
ショックアブソーバーを使用して、
車高を変更する方法です。
仕組みは、先ほどのスプリングと同じで、
動画2のように、ショックアブソーバーのナットを調整し、
スプリングの長さを変えることによって、車高を調整しています。
■サスペンションを交換した時のメリット・デメリットと交換に掛かる費用

■メリット①:車高を変えられる
仕組みの説明であったように、
スプリングやショックアブソーバを交換すれば、
車高を変えることができるため、
ドレスアップ目的で、ローダウンにしたり、
逆に、車高をすごく高くしたり
することができます。
一般的に、
スポーツカーやセダンであれば、
ローダウンをさせる方が多いですし、
SUVであれば、車高を上げる方が多いですね。
■メリット②:乗り心地を変えられる
サスペンション(主にショックアブソーバー)は、
長期間の使用によって内部のオイルが劣化し、
衝撃が吸収できなくなったり、
フワフワとした乗り心地になったりすることがあります。
そのため、サスペンションを新品に交換すれば、
乗り心地を良くすることが出来ます。
また、社外品の固いスプリングや
減衰力が異なるショックアブソーバに変更すれば、
衝撃を少し大きくする代わりに、キビキビとした走りを
実現させることもできます。
■メリット③:走行性能が良くなる
キビキビとした走りを実現するために、
スプリングやショックアブソーバーの固さなどを変更することで、
スポーティな味つけに仕上げられることができます。
また、自分の納得のいく乗り心地を追求するために、
サスペンションをいろいろと変更しながら、
サーキット走行で、タイムをどんどん縮めることを
楽しめるのもメリットですね(*‘ω‘ *)
■デメリット①:サスペンションの寿命が短くなる
社外品のサスペンションは、
純正に対して、寿命が短い傾向があります。
寿命が短くなる分、
メンテナンスの頻度や交換回数も増えるため、
お金が掛かることを念頭に置いておきましょう。
■デメリット②:車全体のバランスが崩れる
純正部品の場合は、サスペンションを含めた全ての
純正部品を車両に付けた状態で、
しっかりと走行性能が良いことを確かめているため、
車全体のバランスが取れています。
しかし、サスペンションを社外品に交換すると、
他の部品とのバランスが
取れなくなってしまうことがあり、
サスペンションを変えたことによって、
タイヤの接地面積や制動力が減ったりすると、
事故を起こしやすくなることもあるため、注意が必要です。
■交換費用@スプリング:3~6万円程度
スプリングのみの場合は、
スプリング本体+工賃で、
3~6万円程度です。
■交換費用@ショックアブソーバー:10~20万円程度
ショックアブソーバのみの場合は、
ショックアブソーバ本体+工賃で、
10~20万円程度です。
■おわりに

みなさん、いかがでしたでしょうか?
ここまで読んで下さった方は、
車のサスペンション
についてマスター
できたと思います😊
分かりにくい点や質問等がありましたら、
コメント欄やお問い合わせに記載下さい。
確認次第、追記や回答をさせていただきます(o^―^o)
これからも、みなさんのカーライフを含めた生活を、
より良いよくするために、私も記事の更新を頑張りますので、
また遊びにきてくださいね(*’ω’*)
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!
では、また別の記事でお会いしましょう!
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